生理不順で卵巣痛みがあるけれど卵巣がんじゃないよね?

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40歳を過ぎると、だんだん生理が不順になりますね。

 

28日周期だったのに、36日周期になったり、20日周期になったり、

来たり、来なかったり、毎月、イライラしてしまいます。

 

そんな時、下腹部に痛みを感じたら・・・

ちょっと心配になりますね。

卵巣ガンかな?」と、いやなことを考えたりして・・・

 

 

生理不順は更年期のせい?

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更年期というのは、閉経前後の5年間のことです。

 

日本人女性の平均的な閉経年齢は51歳ですから、

45歳から55歳までの10年間くらいが更年期です。

 

40歳を過ぎる頃から、卵巣機能が低下し始めます。

女性ホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)の分泌が減少し、

自律神経失調症など、身体のあちこちに不具合が生じます。

 

今まで順調だった生理(月経)の周期も乱れがちになります。

このような状態を「更年期障害」と呼んでいます。

 

生理の周期は、ふつう25日から38日間です。

24日以下であれば頻発月経、39日以上なら稀発月経と呼びます。

生理は3日間から7日間続きます。

2日くらいなら過短月経、8日以上を過長月経といいます。

 

 

更年期になると、

生理の間がいつもより1週間から10日長くなったり、

時には、1ヶ月2ヶ月、ないこともあります。

こうして、だんだん間遠になり、やがて閉経します。

 

ところが、3ヶ月、あるいは半年もなかったのに、

突然、生理が起こることもあります。

1年近くなかったので、「閉経した」と思い込んでいたら、

突然、大量の出血を見て驚く人もいます。

 

遅れがちで困っていたら、

今度は、周期が短くなり、月に2度も起きることがあります

 

経血量も少なくなる人、増える人、いろいろです。

 

 

下腹部に痛みがあるのは、卵巣の病気なの?

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卵巣は親指ほどの大きさの臓器で、左右一対になっています。

卵巣に痛みが生ずるのは、いろいろな原因が考えられますが、

40代50代の女性では、たいてい卵巣腫瘍のせいです。

 

卵巣は小さな臓器ですが、様々な腫瘍ができます。

腫瘍は、良性・悪性・境界悪性(良性と悪性の中間)の3種類です。

しかし、卵巣腫瘍の85%が良性です。

 

卵巣腫瘍があると、次のような症状が出ます。

 

1 生理が不順になる
2 どちらか片側の下腹部が痛くなる
3 下腹部が張っている感じがする
4 便秘する
5 頻尿になる(トイレが近い)
6 ウエスト(お腹の周囲)が太くなる

 

私は45歳の時に卵巣腫瘍(卵巣嚢腫)になりましたが、

卵巣腫瘍と診断されるまでの3年間ほど,生理不順に悩みました。

 

なかなか生理が来ないのでイライラしていたら、

いつの間にか、生理の周期が短くなり、月に2回も来たりしました。

 

今、考えると、不正出血だったのですね。

 

それから下腹部の痛みです。

通勤途中の電車の中で、左の下腹部がズキリと痛みました。

その後、腹筋運動をした時のような痛みが残りました。

 

トイレが近くなり、30分おきに行ったこともあります。

ウエストが太くなり、妊娠したような体形になりました。

当然ですね。腫瘍が5㎏もあったのです

 

腫瘍が大きくなると、

根元からねじれて、卵巣茎捻転を起こします。

腫瘍が体内で破裂することもあります。卵巣破裂です。

 

突然、下腹部を激しい痛みがおそい、

嘔吐したり、ショック状態におちいったりします。

 

このような時は、緊急手術が必要です。

すぐに救急車を呼んで下さい。

 

 

卵巣腫瘍には、どのようなものがあるの?

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1 卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)

 

ほとんどが良性腫瘍です。

 

婦人科系腫瘍としては、子宮筋腫と同様に、よく発生します。

卵巣の中に液体がたまって、はれている状態の腫瘍です。

 

中にたまっている液体によって、種類分けします。

 

さらさらした黄色い液体がたまるのを、

漿液性(しょうえきせい)嚢腫といいます。

良性ですが、大きくなると、

卵巣破裂や卵巣茎捻転を起こします。

 

粘液性の液体がたまるのを、粘液性嚢腫といいます。

40代50代の女性に多い嚢腫です。

粘液性嚢腫には、良性と悪性があります。

 

良性でも、巨大化して嚢胞が破れ、粘液が腹部全体に広がります。

これを腹膜偽粘液腫(ふくまくぎねんえきしゅ)と呼びます。

 

腹膜炎を起こして、死ぬこともあります。

下腹部に痛みがあり、生理不順も起きます。

 

子宮内膜症の一種で、チョコレートのような血液がたまるのを、

チョコレート嚢腫といいます。

不正出血があります。

月経時には下腹部に激しい痛みがあります。

 

卵巣に脂肪がたまり、中に毛髪や歯が入っていることがあります。

皮様嚢腫(成熟嚢胞奇形腫)といいます。

大きくなると、卵巣茎捻転や卵巣破裂を起こしやすくなります。

若いうちにできることが多く、ほとんどが良性です。

 

しかし、更年期以降にできた場合は、悪性化していることもあります

 

卵巣嚢腫は、ほとんどが良性腫瘍ですから、

手術で摘出してしまえば、完治します。

 

しかし、時たま、嚢腫内の液体に悪性細胞が見つかることがあります。

手術後の病理検査が終わるまで、「良性腫瘍」と断言することはできません。

 

 

2 境界悪性卵巣腫瘍

 

悪性卵巣腫瘍(卵巣ガン)と良性腫瘍の中間的な性質の腫瘍です。

手術で完全に摘出すれば、大事にはいたりません

 

しかし、まれに再発することがあるので、

手術後の経過観察が大事です。

卵巣ガンとちがって、転移はしません。

 

 

3 悪性卵巣腫瘍(卵巣ガン)

 

サイレントキラー」と呼ばれるように、

自覚症状のないまま、進行するガンです。

 

進行すると、腹水がたまり、

腹膜に、豆をパラッとまいたように(腹膜播種ふくまくはしゅ)転移します。

進行すると、手術が難しくなり、五年生存率も低くなります。

 

しかし、自覚症状が全くないわけではありません。

生理不順や下腹部片側の痛み、頻尿などの症状が必ずあります。

小さな異常を見逃さないで下さいね。

 

 

まとめ:生理不順で下腹部に痛みを感じたら、卵巣腫瘍かもしれません

 

 

生理不順があり、下腹部に痛みがあるのなら、

卵巣腫瘍の可能性が大きいのです。

 

できるだけ早く、医師に相談して下さいね。

良性でも、卵巣腫瘍は手術しないと治りません。

 

放っておけば、腫瘍は大きくなり、

卵巣破裂や卵巣茎捻転を起こします。

腹膜炎を起こして死ぬこともあります。

卵巣破裂や卵巣茎捻転はかなり大きい手術になります。

 

下腹部に激痛が起こったら、すぐ救急車を呼びましょう!

手遅れになると、大変です。

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