糖尿病の倦怠感の原因は何なの?40歳をすぎてるなら内科医へ!

この記事は4分で読めます

「なんとなく身体がだるくて、疲れやすい。」

 

「働きすぎかな? 無理をしすぎたのかな?」

 

 

このように感じるのは、

糖尿病の初期症状かもしれません。

 

現在、糖尿病は、

「国民的生活習慣病」の1つと言われています。

 

約900万人が、糖尿病にかかっていると推測されます。

 

どうして糖尿病にかかると、だるくて疲れやすくなるのでしょう?

糖尿病の倦怠感の原因は、何なのでしょう?

 

 

 

倦怠感は、インスリンが原因?

 

 

 

糖尿病は、「糖代謝に異常がある」病気です。

 

私達は、血液中のブドウ糖を全身の細胞中に取り込み、

エネルギーに変えて消費します。

 

膵臓で分泌されるインスリン(インシュリン)というホルモンによって、

ブドウ糖が細胞内にとりこまれます。

 

 

これを「糖代謝」といいます。

 

 

 

・インスリンが十分に分泌されない

 

・インスリンの働きが悪い

 

・インスリンを受け入れる受容体の調子が悪い(インスリン抵抗性)

 

 

このような状態だと、ブドウ糖が細胞に取り込まれず、

血液中にブドウ糖があまってしまいます。

 

 

つまり、血液中の血糖値が高くなるのです。(高血糖)

 

 

血液中の糖分が一定量を超えると、尿に出るようになります。

それで、「糖尿病」と呼ばれるのです。

 

 

 

インスリンがうまく働かず、糖代謝が悪くなると、

血液中の糖分を細胞に取りこめないので、

エネルギー不足になってしまいます。

 

 

糖代謝が悪くなるだけではありません。

 

脂肪やタンパク質の代謝まで悪くなってしまうのです。

そのため、細胞が栄養不足になります

 

 

全身の細胞がエネルギー不足・栄養不足になりますから、

全身がだるく、疲れやすくなるのです。

 

 

血液中の糖分が多くなりすぎて、尿に出るようになると、

ミネラル分もいっしょに出てしまいます。

 

 

ミネラル分が減少すると、

 

 

・全身の細胞の働きが悪くなる

 

・筋肉の動きが悪くなる

 

・全身の血行が悪くなり、酸素や栄養分が行き届かない

 

 

このため、倦怠感を感じるようになるのです。

 

尿中に糖分が出るのは、糖尿病が進行してからです。

 

 

 

倦怠感は糖尿病の代表的な初期症状

 

 

 

血液中の糖分を細胞に取りこめないと、

エネルギー不足になり、倦怠感を強く感じるようになります。

 

しかし、たいていの人は

 

 

・だるくて、元気が出ない

 

・疲れやすい

 

・うまく筋肉が動ない

 

 

と感じていても、それが病気の兆候とは思わないのです。

 

 

「働きすぎ」

「運動のしすぎ」

「年を取ったせいだ」

 

などと考え、

糖尿病が進行するまで気づきません。

 

 

糖尿病には、Ⅰ型とⅡ型があります。

 

Ⅰ型は、自己免疫異常によってインスリンが絶対的に欠乏します。

8~12歳頃に発症することが多く、症状も急激に現れます。

 

倦怠感が激しく、意識障害が起こることもあります。

 

日本人は、10,000人に1人が発症すると言われます。

 

 

 

 

Ⅱ型が、糖尿病患者の98%を占めます。

 

 

40歳を越えて発症することが多く、ゆっくりと進行します。

 

インスリンの分泌が悪いのか、インスリン抵抗性があるのか、

糖代謝異常が起きてしまうのです。

 

遺伝性が強いと言われています。

 

50歳以上の人の10%がⅡ型糖尿病だそうです。

 

 

 

Ⅱ型糖尿病はゆっくり進行するので、自覚症状がはっきりしません。

 

「だるい・疲れやすい」という倦怠感が代表的な症状ですが、

「糖尿病」とは思わないのです。

 

糖尿病がかなり進行してから気づく人が、多いのです。

 

血液中にあふれている余分な糖分は、いろいろ悪さを働きます。

 

 

口の中に、甘いアメ玉を入れておくと、

頬の裏側などが、シワシワ、クシュクシュしてきますね。

 

 

血管内が、糖分のせいで、そんな状態になってしまうのです。

 

血管内の状態が悪くなれば、

さまざまな深刻な合併症が起きても不思議ではありません

 

 

 

倦怠感の他に、初期症状はないの?

 

 

 

倦怠感が糖尿病の代表的兆候ですが、

他にも、次のような症状があります。

 

 

1 やたらに眠くなる

食後、急な眠気に襲われたり、仕事中に居眠りしたりします。

 

 

2 やたらに喉がかわく

昔、糖尿病は「飲水の病」と言われたほどです。

運動中、運動をした後、多量の水を飲みます。

甘い飲料を飲みたくなることがあります。

 

 

3 筋肉がうまく動かない

 

 

4 手足がしびれたような感じがする

 

 

5 尿の量が多くなる

米のとぎ汁のような尿が出ることがあります

 

 

6 視力が落ちたように思う

 

 

7 下腹部や肌がかゆくなる

 

 

8 体重が減った

 

 

 

倦怠感の他に、こんな症状があったら、

内科で、血糖値を測ってみるといいですよ。

 

 

糖尿病は不治の病気ではありません。

医師と協力して、コントロールできます。

 

 

 

しかし、軽症でも放置しておくと、

深刻で重大な合併症が起きてしまいます。

 

 

40歳を過ぎていて、倦怠感が続くならば、

できるだけ早く、内科医に診てもらってくださいね。

 

 

 

まとめ:糖尿病の倦怠感の原因は、エネルギー不足

 

 

 

糖尿病は糖代謝がうまくいかず、

血液中のブドウ糖がエネルギーとして使われないので、

全身の細胞がエネルギー不足になっています。

 

そのため、倦怠感が生じるのです。

 

倦怠感は糖尿病の代表的な兆候です。

 

 

しかし、他の病気でも、倦怠感を強く感じることがあります。

 

身体がだるくて疲れやすい時は、

ためらわずに、内科医に相談してくださいね。

 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

おすすめ記事を表示するためには、あらかじめ記事編集画面にあるカスタムメタボックスより「おすすめ記事」を選択してください。