アルツハイマー型認知症の余命は?

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もの忘れが激しくなったと思っているうちに、

 

料理の手順がわからなくなったり、

部屋の中をかたづけられなくなったり、

 

そして・・・自分がどこにいるのかも、わからなくなる。

 

 

アルツハイマー型認知症はじょじょに進行し、

ついには寝たきりになってしまいます。

 

このような状態で、何年過ごさなければならないのでしょう?

 

 

寝たきりの本人にも、

介護する家族達にも、過酷すぎる年月です。

 

この過酷な年月は、どれほど続くのでしょうか?

 

 

 

アルツハイマー型認知症とは?

 

 

認知症には、何種類かあります。

 

・アルツハイマー型認知症

・レビー小体型認知症

・脳血管性認知症

・前頭側頭型認知症

・正常圧水頭症

・アルコール性認知症

 

 

認知症の50%以上が、アルツハイマー型認知症と言われます。

 

 

男性より女性が発症することが多いようです。

 

近年、脳血管性認知症などが増減しないのに比べて、

アルツハイマー型認知症が増える傾向にあります。

 

 

アルツハイマー型認知症は、

脳内にタンパク質異常が起こり、神経細胞が破壊されて死んでしまいます。

 

神経細胞が減少するので、神経伝達作用が低下します。

 

脳が委縮してしまうのです。

 

 

記憶や判断のような知能だけに障害が出るのではなく、

身体全体を動かすことができなくなります。

 

脳内のタンパク質異常がなぜ起きるのか、原因は不明です。

 

「アミロイドβやタウという特殊なタンパク質が脳に蓄積される」

という説もありますが、まだ、はっきりしていません。

 

 

 

アルツハイマー型認知症は、

原因も解明できていませんし、治療法も確立していません

 

 

薬も、

「認知症の進行を遅らせる」

だけです。

 

 

 

最近、「進行を遅らせる」高い効果のある薬品もできているようです。

 

「治療効果」のある薬品も開発されているようですが、

まだまだ、確かなものではありません。

 

 

 

アルツハイマー型認知症は、進行する

 

 

アルツハイマー認知症は、

60歳を過ぎてから発症することが多いと言われます。

年齢が上がるにつれて、発症率も上がります。

 

 

20代30代でも発症することがあります。

若年性認知症とか、早発性アルツハイマー症とか、呼ばれます。

 

ふつう、気づかないうちに、少しずつ進行します。

急速に進行する場合もあります。

 

 

ゆるやかに進行していた人でも、

発症10年目くらいから、症状が急激に悪化します。

 

 

 

余命は、発症から15年前後と言われます。

 

 

 

アルツハイマー型認知症は、下記のように進行します。

 

 

記憶障害が起こる

 

 

人の名前や顔、約束や予定など、忘れることが多くなります。

 

いわゆる「もの忘れ」ですね。

 

 

ふつうは、約束や予定などを忘れてしまっても、

言われれば、思い出します。

 

アルツハイマー認知症では、約束したことを覚えていないのです。

 

 

 

判断力が低下します

 

 

気候や季節に合わせて、服装を選ぶことができなくなります。

 

料理の味付けや食材の選び方、

捨てる物ととっておく物の区別など、

簡単な判断ができなくなります。

 

 

やがて、調理や掃除の仕方がわからなくなります。

 

ゴミに埋もれて暮らすことも気にしません。

 

 

 

見当識障害が起きます(失認・失行など)

 

 

今日が何日か、わからなくなります。

 

時計が読めなくなります。

進行するにつれて、アナログ時計だけでなくデジタル時計も読めなくなります。

 

 

自分がどこにいるのか、どこに行こうとしているのか、わからなくなります。

よく迷子になります。

 

 

夜中に目が覚めた時、トイレの場所がわからなくなり、

失禁することもあります。

 

 

 

いろいろな周辺症状が出てきます

 

 

イライラして、ささいなことで腹を立てるようになります。

 

誰もいないのに、誰かいるという幻覚が起きます。

 

しまい忘れたり、置き忘れたりした物を、

誰かに盗まれたという妄想が起きます。(もの盗られ妄想)

 

目的もなく外を歩き廻ります。(徘徊)

 

入浴や着替えを嫌がるようになります。(介護拒否)

 

家族の顔がわからなくなります。

 

鏡に映る自分の顔がわからなくなります。

 

 

 

末期症状が現れます

 

 

家族や周囲の人々との日常会話が、できなくなります。
言葉がとぎれ、とぎれになり、文章になりません。

笑うことができなくなります。

 

身体機能が低下してきます。

歩くことや、座っていることができなくなります。

排尿や排便ができなくなり、失禁するようになります。

 

痙攣発作が起きます。

食物や飲み物を飲みこむのが、難しくなります。(嚥下困難)

意識が低下して、眠ることが多くなります。

 

末期症状が出ると、ほとんど寝たきり状態になります。

日常動作にも介護が必要になります。

 

 

 

アルツハイマー型認知症の末期

 

 

アルツハイマー型認知症の脳内異変は、発症する前から起きています。

 

はっきりした初期症状が出る前に、

少しおかしいな」という程度の前駆症状が現れます。

 

 

アルツハイマー型認知症は、年齢が若いほど、進行が速くなります。

 

 

60歳以上の場合でも、

前駆症状が出てから、3年以内に認知症の初期症状が現れます。

 

その後の進行速度は、個人差があります。

 

 

早期発見早期治療で、かなり進行を遅らせることができます。

ですから、「発症してから15年前後の余命」というのは、

あくまでも平均値にすぎません。

 

 

これも、以前は「発症してから7~8年」と言われたものです。

 

 

しかし、身体機能が低下してくると、

寝たきりになるので、筋肉などが、さらに衰えます。

 

過食になる場合もありますが、

食欲が衰えて、栄養状態が悪くなることも多いのです。

 

 

物を飲みこむ力も衰えるので、

誤飲性肺炎を起こして、亡くなることが多いようです。

 

歩行能力が衰えるので、転びやすくなります。

転んで、頭を打って重傷を負うことも多くなります。

ベッドから起きようとして、落ちることもあります。

骨折して寝たきりになり、身体はどんどん衰弱していきます。

 

アルツハイマー型認知症の余命は、個人差があります。

 

 

しかし、末期症状が現れたら、余命は長くありません。

最期をどこで迎えるのか、自宅か、施設か

それを考えて、覚悟をした方がいいようです。

 

 

 

まとめ アルツハイマー型認知症の余命は、個人差があります。

 

 

ふつうは「発症してから15年前後」と言われています。

 

しかし、早期に発見して、適切な対策をとることにより、

認知症の進行を遅らせることができます。

 

軽度認知症のまま、何年も過ごしている方がいます。

 

しかし、認知症が高度になり、末期症状が現れたら、

別れを告げる覚悟を決める時と思ってください。

 

 

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